ドラマとは夢である。そして、ドラマは世間の流行になる。
いい加減に更新。ドラマの光はもう見えつつある。
ドラマのうんちくはここで学べ。そして、ドラマ通の意見で、違った見方を楽しむがよし。
これだけドラマを見てるから言えるドラマツルギー。BY ミチル
現段階のドラマ順位:1位、マンハッタンラブストーリー 2位、ヤンキー母校に帰る 3位、共犯者
11月22日 秋の連続ドラマをスパっと斬る
結構最近のドラマを楽しんでいる。種類も豊富で、キャストも定番でもなく、「いい感じ」という言葉がベストなのではないだろうか。
浅野温子の「共犯者」や、ユースケサンタマリアの「あなたの隣に誰かいる」は、アラが大すぎだけれど、目をつぶってみれば、それ相応に楽しめる。私も少しドラマを 力をぬいて見るようになったのかもしれない。
「マンハッタンラブストーリー」の面白さ
このドラマをよく見ていない人は、「くだらない」という言葉をよく使う。宮藤官九郎の作品に対しても同様にこの言葉が使われる。
私がこの作品を特に推すのは、なにより、「くだらない」という側面からは考えられないような構成のしっかりしたところだ。ルーティーンのギャグ。以前は、私も宮藤官九 郎脚本があまり好きではなかった。しかし、宮藤官九郎は、織田裕二の「ロケットボーイズ」を書いた。くだらないとは到底言えぬほどの質の高いドラマだった。残念にも 織田裕二の腰の病気で、途中「踊る大捜査線SP」をはさんでの、7回となってしまったが、この作品は、とてもよかった。それ以来、私は宮藤官九郎脚本の見方を変え た。「くだらない」中の質の高さまで見抜くことができれば、「マンハッタン」がいかに面白いかがわかる。くだらないけど面白い、結構なことだ。これがドラマです!という 頑なドラマで面白くないものよりずっと楽しめる。まず、アルファベット順の恋模様。Gの蒲生忍は女だったという話、マスター逃避で、マスター役を船越英一郎がやる話。
毎度織り込まれる不倫の劇中劇。及川光博のダンスダンス。顔を知られぬ、マスターのヒゲを外したときのコーヒーの薀蓄←これで、周りの人の人生が変わっていく。
面白い。物語は丁度折り返し地点にきて、これからの恋模様をどう決着付けるか、まだヒト波乱もフタ波乱もある。一週間で一番楽しみにしているのがこのドラマ。
「共犯者」の謎
果たして、三上博史は、浅野温子の妄想なのだろうか、という一点に今話は集中しているか。コーヒー、プリンアラモード。喫茶店で、三上博史のものを頼もうとすると、 決まって店員は不思議な顔をする。誰も、三上博史を見ていない。唯一、(15年前に死んだ女の)墓石の前で、三上博史は、両親と会って話をしていたが、これも浅野 温子?吹越満は、唇かまれてから、浅野温子のことを怖がりすぎだし。でも、謎も沢山残る。そうすると、浅野温子は一種の記憶喪失状態になり、乙葉やら、さとう玉緒 らを殺した時間がうまく合わなくなってくる。そんなことはどうでもいいのか?でも、謎という点においてのみ比較すると、フジテレビの「あなたの隣に誰かいる」よりは、決 着が付きそうだ。
「あなたの隣に誰かいる」のいい加減さ
このドラマ、ちゃんと収集がつくのか心配になる。実際このドラマのプロデューサーは、インタビューで、「謎は一点に収集しないかもしれませんが、家族の再生をしっかり 見てください」と言っている。そんなのってあり?村の奇妙な伝説、男の子の亡霊。地下室の謎。ユースケサンタマリアの部下の死体、5年前の殺人事件の謎、変な宗 教問題。全部とっちらかっていて、忘れた頃に、誰かが思い出したように話する。この話ちゃんと納得のいく結末になれば面白いが、ちょっといい加減すぎ。適当に面白 いからこのエピソードいれちゃえ、と言った感じで、話を広げるだけ広げて、ごめんなさい、話元に戻りません、と言うのはあまりにも勝手すぎる。しかし、本格ミステリーと いうのと違って、ああくだらないと思ってみていると、それなりに楽しめる。音楽の使い方で、怖いシーンや、突然起こる様々なことにはビックリさせられる。素人が書いた 話だと思って見れば、よくできている。坂本裕二脚本は、セリフはいいけど、構成がダメ。