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西村雅彦は基本的には舞台の人間である。
なんとなくなにかを求めて芝居の世界に入り、新劇の劇団に入った。
そこから長かった。自分の才能を自分が、他人が理解するのにどれくらいの年月がたったのか。
何度かやめようとさえ思ったという。
三谷幸喜と出会い、東京サンシャインボーイズに入団し、「遊びでやってるんじゃねーよ」といい、
自分の台詞が少ないと怒ったという。
「制作の女のコをほとんど泣かした」(三谷幸喜談)というのも、誰よりも真剣で、がんばっていたからかもしれない。
東京サンシャインボーイズが30年間の充電期間に入り、「笑の大学」という素晴らしい舞台で好演し、
これからもどんどん、舞台活動を行い、「笑の大学」では、2000回のロングランを達成してほしいものである。
作品
- アクターギルドにて「卒塔婆小町」
- 文化座にて「おおつごもり」
- 主役の3人の中の一人。この頃漠然と「自分には人を魅了する力があるのかもしれないと思いはじめた。」
- 以下、東京サンシャインボーイズの公演
- 「まさかり先生の愛と冒険」
- アイアンドーフという鋼鉄の豆腐の役。「今見ると被り物をしている西村雅彦はなんとも情けない」とは三谷幸喜のお言葉。記念すべき西村雅彦東京サンシャインボーイズにて、最初の役どころである。実は二役で、ベニーズの店長の小倉さんも演じている。
- 「ブロードウェイの生活」
- 若い芸人が夜の商店街で芸を披露する作品。ミュージカル調なので、西村雅彦は踊っている。全員が笑顔で踊っていて、当時の写真ではとても笑顔が光っている。ステージ服もとてもいい。しかし、なんとたくさんの人を演じたことだろう。彼の役は以下の9人である。フレッドケリー。すかしのゲン。マスター。支配人。三条ゆかり。医師。駅員。公演の売り子。勝連太郎。
- 「天国から北へ約3キロ」
- 恋人が死んでしまうサラリーマンの役、田山雄三。この作品は映画「ゴースト」に似ている話だが、サンシャインボーイズの公演の方が映画より先だったのは有名な話である。この作品をもとに少女コミックで単行本がでている。
- 「サンシャインの世界は廻る」
- ミュージカル。
- 「眠りらくだのはじける音」
- おじいちゃんの役。
- 「東京の冬」
- 「彦馬がゆく」
- 坂本竜馬(土佐の脱藩浪人)役。幕末時の神田さんという写真館に訪れる歴史の有志たちの話。当然西村雅彦も髷を結って着物を着ている。
- 「12人の優しい日本人」
- 陪審員9号。「この頃から芸風がにじみでるようになった」(三谷幸喜談)シニカルな歯医者さんの役。後に映画化されるが、そのメンバーにはずされかなり落ち込む。しかし、梶原善と相島一之が映画に参加して、主役が回ってくるのはもう少しのことである。
- 「ブロードウェイの生活」
- 玉木大五郎役で。
- 「12人の優しい日本人」(再演)
- 陪審員9号。
- 「ショウマストゴーオン」
- 舞台監督進藤春五郎。西村雅彦の代表作ともいえる作品。劇団の楽屋裏の騒動の話。「俺は頑張ってんだよ」と最後に吐露するところは本当にいい。哀愁ただよう、きな臭い男西村雅彦がそこにあった。
- 「99連隊」
- 川勝優役。
- 「なにもそこまで」
- 武藤田勝利役。603号室に住む只野さんの友人の親友。杉浦直樹をイメージしてかつらをかぶったらしい。事の発端は劇団員がパンフに髪の毛を書きこんで思いのほか、杉浦直樹に似ていたからとか。
- 「12人の優しい日本人」(再々演)
- 陪審員9号
- 「もはやこれまで」
- パジャマ姿の男、松尾健役。奥さんにティッシュを買い忘れたことを怒られ、ふらりと立ち寄ったファミリーレストランで前島夫妻に会ったことから巻き起こる怒涛の二時間のコメディ。パジャマ姿でティッシュを抱えている西村雅彦はとてもかわいい。
- 「ラヂオの時間」
- 牛島プロデューサー。 ラヂオの録画撮りで、みんなをなだめ、妥協して作品を作る愛想笑いの天才な牛島の役。西村雅彦の中ではこれがいいという人も多く、心とはうらはらに皆を笑顔でなだめるのはとても上手だ。
- 「彦馬がゆく」(再演)
- 「ショウマストゴーオン」(再演)
- 舞台監督進藤役。マクベス版。佐藤B作が座長役で出演。劇団の楽屋裏の大騒動。
- 東京壱組「分からない国」
- 青年座「時よ朝に帰れ」
- ナイロン100℃「1979」
- 高校生の役で出演。後に、YMOの一員を梶原善と伊藤俊人と3人で演じる。高校生の制服を着ている彼もまた必見である。ビデオ化されているので、購入は可である。
- 「東京サンシャインボーイズの罠」
- 小学校時代のいじめっ子ジャンボ(鴨田徹)の役。アパッチの死で教会に集まった小学校の同級生たちとの2時間劇。最後にアパッチに言う「じゃあな」は絶妙の間である。舞台当時はオリエンタル組とエルサレム組に分かれ、エルサレム組のジャンボとして好演。TVで放送されるときは別に撮って、TVバージョンでもジャンボとして出演。
- 「笑の大学」
- 1996年青山円形劇場にてスタート。三谷幸喜の脚本が遅れに遅れて実質稽古は1週間だったとか。多くの演劇賞をとり、ブルーリボン賞では最優秀演劇賞を獲得。この作品から、芝居にはまった人も多く、三谷幸喜の喜劇作家としての決意表明などと、脚本も評価されたが、西村雅彦演じる向坂の素晴らしい演技にも注目された。また、相手役の近藤芳正の素晴らしい演技にもファンは魅了された。
- 「笑の大学」(再演)
- 1998年6月より、PARCO劇場にて再演。再演にもかかわらず、チケットは即日完売状態。行けない人は当日券で必死になっていった。若干台詞は変わっていたが、大まかな部分は変わらず、西村雅彦と近藤芳正の掛け合いは絶妙だった。今後ロングランでいく予定。