Kの館〜跡地〜

ここは『星をみるひと』・『たけしの挑戦状』等の
クソゲー(と言われているソフト)の名誉挽回の攻略HPでした!




 あなたはKという「クソゲー」をも好む変わった人物に会うためにKが住んでいるという館の前に来た。

 (あれ!?)

塀の内側はただの更地になっていた。

(館は!?)

きれいさっぱり跡形も無い。
呆然としていると、視界の隅に金属製の看板が立っているのを発見した。
それを読んでみた。




この度『Kの館』は移設しました!
新しい住所は・・・       



多分、トラックの荷台か何かが引っかかったのだろう、
看板の後半の部分が擦れてて読めなかった。
(・・・くそっ!肝心な所が・・・!)


看板に目を近づけて目を凝らすがどうにも文字の判別ができない。

「どうしたんですか?」

後ろから声が聞こえた。
振りかえると門の所に男がいた。

高校生ぐらいだろうか。
格好や態度から見て、近所の人のようだ。

「あの・・・、ここに『Kの館』っていうのがあったはずなんですけど・・・」

「ああ、引っ越したんですよ。館を丸ごと移したから 「移設」って
言っていたみたいですけどね」

「今どこにあるか分かりますか?」

「うーん・・・俺はちょっと・・・・・・ああ、でも姉さんなら分かるかもしれない」
男は携帯を取り出し素早くボタンを押し、耳元に当てた。



「ああ、姉さん?『Kの館』の新しい場所知ってるよね?・・・うん、知りたい人がいてさ。
じゃあ、その人に変わるから」

携帯をあなたに渡しかけたが再び耳元に戻した。

「・・・え?何?新しい住所は入り組んでて電話だけじゃ説明できないって?
だったらどうすんの?」

男は困ったように頭を掻いた。
何だかダメそうだ。
しばらく会話が続いた。



「・・・そうそう、今『Kの館』があった所。あ、来てくれる?うん、お願い、じゃ」

どうやら来てくれるみたいだ。親切な人もいたもんだ。
男は携帯をしまってあなたの方を向いた。
「すみませんが少し待ってください。姉さん来てくれるみたいなんで」



数分後、男の姉らしい人が現れた。
2〜3歳ぐらい上だろう。

「こちらの方?」

弟がうなづく。姉はポケットからメモ帳と鉛筆を取り出した。

「えー・・っと」
サラサラとメモ帳に書き始めた。

「はい、これが新しい所ですよ」

こうしてあなたは人づてでメモを手に入れた
見てみると確かに入り組んでいる所にあるようだ。

(・・・?)

紙の隅に数桁の数字が書いてあった。
住所の番地でもなさそうだ。
「これ、何ですか?」

聞くと、姉は微笑み
「気にしなくて良いですよ。行けば分かりますから」

「はあ」
曖昧にうなずいた。

「これでいいのかしら?」
姉は弟とあなたの方を交互に見た。

2人してうなずく。
「じゃあ、私はこれで・・・」
姉は深々と頭を下げた。あわててあなたも会釈する。

「じゃあ、俺もこれで。・・・あ、ちょっと待ってよ姉さん」
「何?」
姉弟は話しながら去って行った。


あなたはメモを見た。これで場所が分かった。
『Kの館』に行ってみるか・・・)
とにかくこれ以上跡地にいてもしょうがない。あなたは歩き出した。


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